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コンテンツ消費論 稲田豊史 × 加山竜司

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対談者紹介
漫画ジャーナリスト、ライター・加山竜司

1976年生まれ。漫画をはじめとしたエンターテインメント系記事を執筆中。「このマンガがすごい!」(宝島社)や「文春オンライン」(文藝春秋)にてマンガ解説や論考、漫画家へのインタビューを行うほか、Yahoo!ニュース エキスパートとしても活躍している。
書籍では片渕須直・こうの史代著『「この世界の片隅に」こうの史代 片渕須直 対談集 さらにいくつもの映画のこと』(文藝春秋)、後藤邑子著『私は元気です 病める時も健やかなる時も腐る時も イキる時も泣いた時も病める時も。』(文藝春秋)の構成を担当している。

ここでは、2026年に刊行した初の単著『「推し」という病』(文藝春秋)を紹介する。

『「推し」という病』(文春新書)


『「推し」という病』

著者:加山 竜司

出版社:文藝春秋

価格:1320円

書誌情報(文藝春秋)

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大ブームとなった「推し活」。人生を豊かにする趣味として、メディアで盛んに取り上げられる一方で、生活を切り詰めてまで「推し」にお金をつぎ込む人もいる。「高田馬場ライバー刺殺事件」をはじめ、推しを発端とした刑事事件やトラブルも後を絶たない。自分の人生を大きく変えるほどの「推し」とは、なんなのか。
アイドル、ホスト、アニメ、ゲーム……。累計数百万から数千万円を推しに捧げた当事者への取材を通じて、「推し活」の実態に迫るルポルタージュ。推しがいる人にはやや耳が痛く、それ以外の人は未知の世界をのぞいた感覚を味わえる。また、推し活の心理や消費をうながすコンテンツ業界の戦略などの分析は興味深い。とくに「お金を使わせる側」である元アイドルや、地下アイドルプロデューサーの視点で語られる推し活は斬新だ。滅多に知れない「推し」の本音と運営の実情。本書が推し活界隈のすべてというわけではないが、各章で赤裸々に語られるエピソードからは、個人の趣味を超えた「なにか」がうごめいているように感じる。
推し活をする人は、推しにお金を使っているのか。お金を使わされているのか。ビジネスモデルに組み込まれた「推し活」と消費者の抱える「病」を読み解いた1冊。

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