『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』特別企画展が池袋で開催！

2025年1月に公開され、興行収入30億円以上、観客動員200万人以上を記録した劇場先行版をフィーチャーした企画展は、ビギナーの入り口として、また謎が謎を呼びながら放映中のTVシリーズの展開を予測してきたマニアにも、『GQuuuuuuX』のスタート地点を楽しく振り返られる魅力的なイベントだ。

• まず最初に、シャア・アズナブルとシャリア・ブルが作中の印象的なセリフと共にお出迎え。続いて、キービジュアルを中心とした特大パネルの展示エリアへ進む。

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パネル展示の隣には、作中のモチーフと一緒に写真撮影ができるフォトスポットもあり。マチュとニャアンが初めて出会った駅の改札を模したセットや、シュウジが高架下の壁に描いた「キラキラ」でも記念写真を撮影できる。
続くエリアでは、所属組織やグループごとに、キャラクターの等身大スタンディや「ザク」や「ジークアクス」、「赤いガンダム」のスタンディが展示されている。こちらも魅力的なフォトスポットだ。アニメ専門の施設だけに、コスプレイヤーも数多く来場していて、楽しみ方の自由度は高い（ただし、作品や周囲のお客様への配慮忘れずに）。
隣接するスペースでは、台本や制作資料などの貴重な展示もあり。マニアならずとも必見、いや必読の展示内容だが、こちらは撮影不可。ぜひ現地でご覧いただきたい。

• さらに進むと1979年から2025年までのシリーズ作品の歴史を整理した特大の年表パネルの展示へ。名作ぞろいのシリーズの歴史を振り返られるため、往年のファンから直近でファンになった人まで、興味深く学べるだろう。
  続く展示は、作中の名シーンをこれでもかとピックアップしたパネル展示の空間。空間を広めに取っているため、全周を名シーンに囲まれる体験が楽しめる。
  後述するAR撮影とPVの展示もこのコーナーのお隣だ。

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筆者イチオシは、登場キャラクターのモチーフと一緒にAR撮影ができるコーナー。QRコードをスマホで読み込むことで、シャアのヘルメットやシャリア・ブルのメガネ＆ヒゲ、マチュのニット帽などを画面上で装着可能。自撮りもできるので、ぜひ記念写真を残そう！

撮影禁止のエリア以外は、どこも写真を撮りたくなるものばかりだが、フォトスポットとして意識した展示が多いのも、この企画展の魅力。展示エリアの先には、グッズ類を扱うショップがあるので、そちらも必ずチェックしてほしい。また、ここにも小型のキラキラフォトスポットが用意されている。お気に入りのアクスタやフィギュア、ぬいぐるみなどを持ち込んで撮影するのがおすすめだ。

会場となった「アニメ東京ステーション」は、日本が誇る 「アニメ産業」「文化」「観光」のさらなる発展の拠点として、東京都と一般社団法人日本動画協会が運営している施設だ。
『GQuuuuuuX』は、『ガンダム』シリーズを制作するサンライズと『エヴァンゲリオン』シリーズを手掛けるカラーが初めてタッグを組んだ作品で、海外でも大きな話題を呼んでいる。取材当日も、海外のファンが多数来場していて、注目度の高さがうかがい知れた。展示内容やスタッフの外国語対応にも、きめ細やかな配慮がされた「アニメ東京ステーション」は、インバウンドのアニメファンと、日本のアニメ作品の橋渡しをする施設としても、その存在感を増している。

1階の総合情報プラットフォームには、タッチモニターで検索、閲覧、視聴できるアニメ総合データベース「アニメ大全」を設置。地下1階にはアニメ制作資料保存のアーカイブを設置。企画から完成作品（マスターテープ）までのアニメ資料、約5万点を所蔵している。常設展示「アニメーション制作工程」では、実際のアニメ資料を使用した展示で制作工程を学べる。また同じ地下1階には、企画展のスペースも用意され、さまざまなアニメ作品の貴重な資料を展示するミニ企画も定期的に開催されている。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』特別企画展の会期は、2025年8月11日まで。ぜひこの機会に、アニメ東京ステーションで『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の世界を楽しむとともに、アニメの魅力を堪能してみてはいかがだろうか。

TEXT：幕田けいた