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『ドラえもんカラー作品集』電子版 配信開始!

2022年11月11日より、『ドラえもんカラー作品集』電子版(全6巻)が小学館eコミックストアほか各電子書籍サイトにて配信スタートした。

『ドラえもんカラー作品集』全6巻は、カラー原稿で描かれた作品を集めたシリーズ。
後からデジタル彩色をされたものとはちがい、どれも最初に雑誌に発表されたオリジナル原稿のときからカラーで描かれていたものだ。
『ドラえもんカラー作品集』は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻にも、てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』全6巻にも入っていない作品だけで構成。
藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん』全20巻の中には入っているが、全集ではモノクロで収録されているため、これらの作品を発表当時のままのカラーで読めるのは、このシリーズだけとなっている。

■作者自身による「ドラえもん」本来のカラー!

1970年に学年誌(学年別学習雑誌)で連載が始まった『ドラえもん』は、それまでの白黒テレビの時代から、カラー放送が普通になった新しい時代に合わせ、最初から青い体に赤い首輪、黄色い鈴などカラーでデザインされたキャラクターだった。
赤いタイトル文字や黄色いバックが多かった学年誌のなかで目立つように考えたと、作者自身が後に語っている。
そんな『ドラえもん』本来のカラーが楽しめるシリーズが、この『ドラえもんカラー作品集』。
すべて藤子・F・不二雄先生の指示の下で、筆を使って絵の具で塗られており、手作業によるぼかしや塗りむらなどには、独特の温かみや味わいがある。

■2色カラーの独特の味わい

現在のまんが雑誌等ではあまり見られないが、当時の2色カラー作品も独特の味わいのある世界。
通常のカラーと2色カラーが交替で描かれたり、通常カラーと1色(薄墨仕上げ)が交互に描かれたものなども、初出雑誌の雰囲気をそのまま伝えるオリジナル原稿でそのまま収録している。

■初期のカラーが楽しめる巻も!

『ドラえもんカラー作品集』第5巻は、1970年1月号の連載開始から数年以内の初期作品だけで構成した〈初期作品編〉。
てんとう虫コミックス『ドラえもん』第1巻に入っている第1話とは異なる第1話が読めるのも特徴だ。初期のドラえもんは、しっぽの先が赤ではなく青だったり、手足の丸い部分は全体に薄橙色で塗られており、しっぽを引っ張ると消えるなど、初期設定ならではの「ドラえもん」が当時のままのカラーで楽しめる。

■多彩な巻末解説

『ドラえもんカラー作品集』各巻の巻末には、ドラえもんの色についてのひみつや、連載当時の時代背景など様々なテーマ解説も掲載されている。

■特設サイト

○ドラえもん電子コミックサイト
https://csbs.shogakukan.co.jp/doraemon
○ドラえもん電子書籍本棚(学習シリーズ、絵本、小説など)
https://dora-km3.shogakukan.co.jp/

「小学館eコミックストア」:https://csbs.shogakukan.co.jp

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