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日本人に愛された不朽の名作映画『ひまわり』新規制作の日本語吹替版をテレビ大阪で8月6日放送!

一面に広がるひまわり畑。
ヘンリー・マンシーニの甘く切ないテーマ曲が胸を打つ。
戦争で引き裂かれた男と女の悲しい愛の物語。

ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ競演で送る、戦争に引き裂かれる男女の運命を描いた恋愛映画の金字塔『ひまわり』。
日本人に愛された不朽の名作が、今回新たに制作された日本語吹替版として、テレビ大阪にて8月6日土曜18:58より放送される。

■新たな日本語吹替版キャストのコメントも到着!

羽佐間道夫:アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)役
結婚したばかりなのに戦争に行って帰って来なくなった夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を演じています。前に同じ役の吹替をしてから50年近く経っておりまして、今回「もう一度」とお話をいただいた時は「さすがにそれは」と2、3歩、後ずさりするような気持ちもありました。画面の中のマストロヤンニは若いままですが、こちらは……でも、こういう再演ができるというのも声優冥利に尽きますし、収録が終わった今はやって良かったなと思っています 。
僕はマストロヤンニの出演作を何本かやっていますが、なんだか気風が合ったんですよ。彼は撮影前に台本を読み込むようなことはせず、場面場面でセリフをもらって演じていたそうなんですが、この映画での彼も特別に何かをしようとしていない。泣いてみせようというわけでもなく、いつも何かをボーっと考えてる風なんですが、その姿が実にハマる。陽気な時も悲しい時も天性で演じているというのか……そんな彼を活かしたヴィットリオ・デ・シーカ監督の采配の素晴らしさも感じます。
最後の汽車のシーンが忘れられない人がいっぱいいると思います。ヘンリー・マンシーニの名曲も手伝って、アントニオという男の何とも言えないつらさ、悲しさみたいなものが伝わってくるシーンです。戦争というもの について深く考えさせられる映画ですよね。どうして人類はちっとも 進歩してないんだろうと 。

勝生真沙子:ジョバンナ(ソフィア・ローレン)役
今も現役で活躍中のイタリアの大女優、ソフィア・ローレンを、今回初めて演じました。
お話をいただいた時は「私でいいんですか?」という気持ちでしたが、羽佐間道夫さんの胸を借りて挑みました。
結婚した夫が第二次世界大戦のロシア戦線に送られて行方不明になり、「絶対に生きているはずだ」と戦後のソ連に探しに出かける、ジョバンナという女性の役です。その旅の途中で、ウクライナで撮影されたという、あの有名なひまわり畑が出てくるんですね。
吹替をやっていて、ローレンさんはお芝居がとても細やかだなと感じましたが、特に好きなのが、この映画の一番大事なシーンで、彼女が泣くのを一生懸命にこらえるところ。とにかく「間」が素晴らしくて、演じていて気持ちよかったです。
ラストのジョバンナの行動は、どこか日本人的な身の振り方のように思えて、共感できるものがありますし、感動しましたね。この映画はぜひご家族で観ていただいて、皆さんそれぞれに何かを感じていただけるといいなと思っています。

【テレビ大阪】土曜シネマスペシャル
『ひまわり』二か国語(日本語吹替版・イタリア語版)
2022年8月6日土曜18:58~20:54放送
原題:「I girasoli」
製作年:1970年
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ/ソフィア・ローレン
テーマ曲:ヘンリー・マンシーニ「Love Theme from“Sunflower”」

〈日本語吹替版キャスト〉
マルチェロ・マストロヤンニ/羽佐間 道夫
ソフィア・ローレン/勝生 真沙子
リュドミラ・サヴェリーエワ/平田 裕香
アンナ・カレナ/塙 英子

〈ストーリー〉
第二次世界大戦の最中、結婚式をあげたばかりのアントニオは極寒のロシア戦線に送り込まれる。次々と仲間たちが倒れてゆく中、彼を救ったのは地元の娘マーシャだった。時は流れ、帰らぬ夫を待ち続けるアントニオの妻、ジョバンナはモスクワへと旅立つ。遠い異国の地で愛する夫を捜すジョバンナがたどり着いたのは、マーシャと結ばれ家庭まで持っていたアントニオの家だった…。

©1970 – Compagnia Cinematografica Champion (It) – Films Concordia (Fr) – Surf Film Srl – All rights reserverd.

番組HP:https://www.tv-osaka.co.jp/sp/himawari/

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