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国立映画アーカイブ上映企画「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」開催!

国立映画アーカイブでは、3月15日(火)より企画上映「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」を開催する。

想像力あふれる物語と演出で、いまもなお魅力的なアリス・ギイの『催眠術師の家で』(1898年)をはじめとした作品集(1898年~1907年)や、第二次世界大戦直後の撮影所で活躍した女性監督ジャクリーヌ・オードリーが、女性の同性愛を正面から描いた『オリヴィア』(1951年)。ヌーヴェルヴァーグの先駆となったアニエス・ヴァルダの代表作『冬の旅』(1985年)。セリーヌ・シアマ監督の『ガールフッド』(2014年)。ソフィー・ルトゥルヌール監督『奥様は妊娠中』(2020年)まで、それぞれの時代を牽引したパイオニアや、現在第一線で活躍中の監督たちの28作品(14プログラム)をスクリーンで上映。
120年以上にわたるフランス女性監督の歴史を辿る企画となっている。
初日の「アリス・ギイ作品集」上映後には、坂本安美氏(アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任)のトークも実施される。

世界的に女性監督の活躍が注目されている今、改めてフランスにおけるその軌跡を振り返りたい。

 

『フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡』
主催:国立映画アーカイブ
会期:2022年3月15日(火)~27日(日)
会期中の休館日:月曜日
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]
特別協力/企画・上映パートナー:アンスティチュ・フランセ日本、シネマテーク・フランセーズ
特別協力:アンスティチュ・フランセ パリ本部
公式HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/france202202/
問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

前売指定席券:
3月8日(火)以降、毎週火曜日10:00amより、チケットぴあにて翌週(火~日)上映回の前売指定席券(全席指定席)を販売。[Pコード:551-949]
一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円/障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児:無料
■生伴奏付上映の回
一般:1,050円/高校・大学生・65歳以上:840円/小・中学生:600円/障害者(付添者は原則1名まで)・未就学児:無料(※手数料は別途必要)/キャンパスメンバーズ(教職員):500円/キャンパスメンバーズ(学生):400円
※前売指定席券のみ販売
※会場でのチケットの販売は無し
その他詳細は、公式HPチケットページを確認のこと
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/france202202/#section1-5

 

上映作品(14プログラム、28作品)
1.《アリス・ギイ作品集》:『催眠術師の家で』(1898年)『世紀末の外科医』(1900年)他13作品
2.『ドン・カルロスのために』(1921年、監督:ミュジドラ、ジャック・ラセーヌ)
3.『スペインの祭』(1919年、監督:ジェルメーヌ・デュラック)/『太陽と影』(1922年、監督:ミュジドラ、ジャック・ラセーヌ)
4.『微笑むブーデ夫人』(1923年、監督:ジェルメーヌ・デュラック)/『魔王』(1931年、監督:マリー=ルイズ・イリブ、ジャン・マルゲリット)
5.『二重の愛』(1925年、監督:ジャン・エプシュタイン)
6.『美しき青春』(1936年、監督:マリー・エプシュタイン、ジャン・ブノワ=レヴィ)
7.『パリ1900年』(1947年、監督:ニコル・ヴェドレス)
8.『オリヴィア』(1951年、監督:ジャクリーヌ・オードリー)
9.『シメオン』(1992年、監督:ユーザン・パルシー)
10.『ジャンヌ・モローの思春期』(1979年、監督:ジャンヌ・モロー)
11.『冬の旅』(1985年、監督:アニエス・ヴァルダ)
12.『グッバイ・ファーストラブ』(2011年、監督:ミア・ハンセン=ラヴ)
13.『ガールフッド』(2014年、監督:セリーヌ・シアマ)
14.『奥様は妊娠中』(2020年、監督:ソフィー・ルトゥルヌール)

 

 

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