千葉真一氏、生前最後のロングインタビュー収録!春日太一責任編集『文藝別冊 深作欣二』本日発売!深作組スタッフ、ゆかりの俳優総勢27名へのインタビュー、深作欣二自身によるエッセイ、論考、全監督作リスト他収録。現場を生きた、仁義なき映画人生を総特集!
おのれの内部によるべき核がなければ、表現などという仕事はつとまりはしない。
その核が、私にとっては「死」だった。あの夏の日、私たちの手に残骸をゆだねた「死者たち」であった。
(エッセイ「死は御破算、それが核となって」より)
春日太一責任編集『文藝別冊 深作欣二――現場を生きた、仁義なき映画人生』が、河出書房新社より9月16日に発売された。
『文藝別冊 深作欣二』は、『仁義なき戦い』シリーズをはじめ、『柳生一族の陰謀』『復活の日』『蒲田行進曲』『バトル・ロワイアル』など数々のヒット映画を世に送り出し、『キイハンター』『傷だらけの天使』『必殺』シリーズ他ドラマ作品の演出を手掛けた、映画監督・深作欣二の実像とその作品世界の魅力に迫った総特集号。
深作組スタッフ、ゆかりの俳優総勢27名へのインタビューでは、各作品の製作背景、当時の撮影状況を振り返りながら、監督・深作欣二の映画に対する飽くなき情熱と熱気、人間・深作欣二の他を惹きつける魅力と人柄が口々に語られる。
深作作品を語る上で欠かせない存在、千葉真一さん生前最後となるロングインタビューも収録されている。
1953年東映入社から、2003年1月に惜しまれながらこの世を去るまでの50年間、多くの傑作、問題作を残し、衝撃を与え続けた稀代のエンターテイナー深作欣二とは何者だったのか。時代劇・映画史研究家・春日太一氏が責任編集を務め、その核心に触れる様々な声、言葉をあつめた本書は、熱心な深作ファンは勿論、初めて作品に触れる方にもおすすめの一冊だ。
『文藝別冊 深作欣二——現場を生きた、仁義なき映画人生』
『仁義なき戦い』シリーズで東映実録路線を決定づけ、その後も『蒲田行進曲』『忠臣蔵外伝 四谷怪談』『いつかギラギラする日』『バトル・ロワイアル』など、数々の問題作を世に送り出した映画監督・深作欣二。懐の深い人間観に支えられた飽くなき映画への情熱と、熱気溢れる撮影現場から、今なお新しい作品の魅力に迫る!
著者:責任編集=春日太一
価格:1,782円(税込)
体裁:A5判/並製/320頁
ISBN: 978-4-309-98033-1
発売日:2021年9月16日
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980331/