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上橋菜穂子、3月24日(木)に発売の7年ぶりの新たな物語『香君』特設サイトを開設!

作家・上橋菜穂子の新たな物語としては7年ぶりとなる新作長編『香君(こうくん)』(上下巻/3月24日発売)の特設サイトが公開された。

上橋菜穂子による長編としては、『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり。新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来7年ぶりとなる新刊小説『香君』。
植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きる主人公・少女アイシャが、虫害の発生によって食糧危機に直面する人々を救おうとする物語だ。

今回の特設サイトでは、著者のコメント、物語の主な登場人物紹介、物語世界地図、PVなど、『香君』の物語世界により深く触れられるコンテンツを公開していく。
また、3月24日(木)の発売以降、Twitterでのプレゼントキャンペーンなども、このサイトで告知される。

『香君 西から来た少女』 (上巻)
『香君 遥かな道』(下巻)

著者:上橋菜穂子
出版社:株式会社文藝春秋
判型:四六判上製(電子版も同時発売)
装画:mia
装丁:大久保明子(文藝春秋デザイン部)
発売日:2022年3月24日(木)
定価:各1,870円(税込)
ISBN:
(上巻) 978-4-16-391515-9
(下巻) 978-4-16-391516-6
書誌ページ:
(上巻) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915159
(下巻) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915166
特設サイト:https://books.bunshun.jp/sp/kokun

〈あらすじ〉
遥か昔、〈神郷〉から降臨した初代〈香君〉が携えてきたとされる奇跡の稲〈オアレ稲〉の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。
その属国〈西カンタル藩王国〉の藩王の孫、15歳の少女アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きていた。
祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代〈香君〉の元で働くことになる。
神授の稲〈オアレ稲〉によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。
害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。
アイシャは当代〈香君〉と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが――。
「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーの誕生!

著者プロフィール:
上橋菜穂子(うえはし なほこ)
1962年東京生まれ。
文学博士。川村学園女子大学特任教授。
1989年『精霊の木』で作家デビュー。
著書に『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、『獣の奏者』『鹿の王』など。
野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、
2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。
2020年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞を受賞。
医学博士・津田篤太郎との共著『ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話』もある。

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