『谷口ジローコレクション』ついに刊行スタート！全巻、未発表原画・ラフスケッチ、豪華著名人の寄稿も決定！！
小学館と双葉社による、漫画家・谷口ジロー氏の国内初となる本格選集『谷口ジローコレクション』の合同出版がスタートした。
2021年10月29日から2022年2月までの5か月間にわたり、毎月2冊ずつ、合計10巻を第Ⅰ期として刊行する。
現在、東京都の世田谷文学館では過去最大規模の原画展『描くひと 谷口ジロー展』（～2022年2月27日・地方巡回も予定）が開催されており、大きな話題を集めている。
また、近年『孤独のグルメ』を筆頭に、『歩くひと』、『神々の山嶺』など、代表作が次々と映像化され、2022年以降も谷口作品の再評価の機運が高まっている。
これらの盛り上がりを受け、谷口ジロー氏の代表作を原稿から新たにスキャンし、雑誌掲載時と同じ、B5サイズの大判で刊行するのが『谷口ジローコレクション』（第Ⅰ期全10巻）だ。
毎巻に異なる別冊小冊子『「紙」が語ること―谷口ジローの世界』が封入される。
この小冊子には、谷口ジロー氏の仕事場より発掘された各作品のラフスケッチや、未発表作品構想メモなどを毎回数点掲載される。
また、谷口ジロー氏の世界をより読み解くための連載評論や、谷口氏とゆかりのある著名人による書き下ろしエッセイも掲載。
第1回配本、『父の暦』には関川夏央氏の連載評論「谷口ジローとの歳月」第1回と、柴崎友香氏（小説家）のエッセイ「故郷と記憶、過去との距離」。『「坊ちゃん」の時代』には、ブノワ・ペータース氏の連載評論「谷口ジロー 普遍的な漫画家」第1回と、中島かずき氏（脚本家）「谷口ジローと出会った頃」を掲載。
また、第2回配本以降も久住昌之氏、平松洋子氏などの寄稿が決定している。
〈刊行ラインナップ〉
2021年10月29日頃発売
・谷口ジロー『父の暦』（小学館）
定価：3,000円（税込）
判型：B5判ハードカバー 全288P／シュリンク出荷
ISBN: 978-4-09-179365-2
https://www.shogakukan.co.jp/books/09179365
・関川夏央 谷口ジロー『「坊ちゃん」の時代』（双葉社）
定価：3,000円（税込）
判型：B5判ハードカバー 全256P／シュリンク出荷
ISBN: 978-4-575-31666-7
https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-31666-7.html?c=20997&o=&
2021年11月30日頃発売
・『遥かな町へ』（小学館）
・『秋の舞姫』「坊っちゃん」の時代 第二部（双葉社）
2021年12月28日頃発売
・『冬の動物園』（小学館）
・『かの蒼空に』「坊ちゃん」の時代 第三部（双葉社）
2022年1月28日頃発売
・『欅の木』（原作：内海隆一郎、小学館）
・『明治流星雨』「坊ちゃん」の時代 第四部（双葉社）
2022年2月28日頃発売
・『青の戦士』（原作：狩撫麻礼、小学館）
・『不機嫌亭漱石』「坊ちゃん」の時代 第五部（双葉社）
＊『「坊ちゃん」の時代』はすべて関川夏央氏との共作