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歴史小説の最高峰『燃えよ剣』のコミカライズ、連載スタート!

10月15日に公開が始まった『燃えよ剣』。岡田准一演じる土方歳三が注目を集めている。
この『燃えよ剣』旋風のなか、「月刊コミックバンチ」12月号よりコミカライズ版の連載がスタートした。

執筆を務めるのは、『首を斬らねば分かるまい』(講談社)で、明治時代を舞台に耽美さと残酷さを兼ね備えたドラマを描きあげた期待の若手漫画家・奏ヨシキ。
そして、原作の読み味はそのままに、現代の読者にマッチする脚本を手掛けるのが、『総司の夢』『歳三の剣』など新選組を題材にした作品や、『一鬼夜行』(ポプラ社)など若い読者を魅了する作品を書き上げてきた、小説家・小松エメル。
この両者がタッグを組んで歴史的名作である原作小説を、新しい漫画表現としてスタートさせる。

『燃えよ剣』は、まごうことなき歴史小説の名作。この作品を発端に“土方歳三”という人物、ひいては“新選組”という組織が広く知られるようになったと言っても過言ではなく、その後も土方歳三をモチーフとした作品やキャラクターは数多く創作されている。
だが、その源流である『燃えよ剣』について「名前は知っていても実際に読んだことはない」という声も多い。
後の創作物に大きな影響を与えた作品を「歴史小説好きな人」や「流行った世代の人」たちだけのもので終わらせるのはもったいない。若い人たちにこそ『燃えよ剣』を知ってほしい、読んでほしい。
そういったコンセプトのもとに描き上げられたコミカライズ版『燃えよ剣』。
映画とあわせて楽しみたい。

『燃えよ剣』

月刊コミックバンチ12月号より連載
著者:原作/司馬遼太郎 漫画/奏ヨシキ 脚本/小松エメル
発売日:10月21日

URL:https://www.comicbunch.com/

〈著者紹介〉
奏ヨシキ
『首を斬らねば分かるまい』(講談社)の作画として商業連載デビュー。明治時代を舞台に耽美さと残酷さを兼ね備えたドラマを描きあげた。
現在は、『経験値貯蓄でのんびり傷心旅行』(KADOKAWA)の作画を担当。歴史物だけでなく活躍の幅を広げている。

小松エメル
東京都生れ。國學院大学文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名はトルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意味を持つ。
2008(平成20)年、ジャイブ小説大賞を受賞してデビュー。
著作には『一鬼夜行』シリーズなど明治人情妖怪譚の他、『総司の夢』をはじめとする新選組を題材にした作品も多数。

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