剣のみを信じ、時代の奔流に抗った男達の苛烈な運命!!“壬生浪”の激動の軌跡、いよいよ最終巻。『新選組血風録(三)』9月15日(水)より発売開始!
没後25年、司馬遼太郎作品が待望のコミック化。
『新選組血風録(三)』(原作・司馬遼太郎、作画・森秀樹/文春時代コミックス)が、全国書店にて9月15日(水)より発売。電子版も同時配信、マンガアプリでも配信をスタートする。
幕末動乱期の京都を舞台に、だんだら羽織をまとった最強剣客集団の軌跡を描いた傑作連作集を、『墨攻』や『戦国自衛隊』で知られる時代劇画の第一人者・森秀樹が手がけた本作も、いよいよ最終巻。
第3巻に収録されるのは、「池田屋異聞」「胡沙笛を吹く武士」「油小路の決闘」の3篇だ。
「池田屋異聞」は池田屋事件を新選組監察・山崎蒸の視点から描いた一篇。
山崎には他人には言えない秘密があった。曾祖父が赤穂浪士の一人だったが、討ち入り前に命が惜しくなり、逃走していたのだ。折しも内偵していた尊王攘夷派志士たちのなかに、赤穂浪士の末裔を鼻にかけた旧知の剣士がいることを山崎は知る──。
「胡沙笛を吹く武士」は、胡沙笛というアイヌ伝来の笛を吹く奥州南部出身の隊士、鹿内薫の物語。隊の中でも腕も度胸も抜群と評判の鹿内だったが、京女小つるとの出会いが鹿内の運命を狂わせていく。
「油小路の決闘」は、新選組内の批判派である伊東甲子太郎と近藤勇、土方歳三との暗闘を、新選組取調役の篠原泰之進を主役に描いた一篇。
分派か、それとも残留か。「耳を洗う癖」のある篠原は、ただならぬ選択を迫られる──。
『新選組血風録』は週刊文春において2018年3月から2020年2月まで2年間にわたって連載。動乱の京都を彩った剣客集団の群像描写と、緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼んだ。
文藝春秋では6月刊行の『幕末』(作画・森秀樹)を皮切りに、司馬遼太郎が活写した幕末動乱期をコミックで連続刊行。『新選組血風録(一)』(7月刊)、『新選組血風録(二)』(8月刊)に続き、9月15日に最終巻である本作が刊行となる。
『新選組血風録(三)』
販売価格:900円(税別)
体裁:B6判 並製カバー装
詳細URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901070
〈著者プロフィール〉
■原作・司馬遼太郎(しば・りょうたろう)
1923年大阪府生まれ。産経新聞在職中の60年に『梟の城』で直木賞を受賞。66年の『竜馬がゆく』『国盗り物語』による菊池寛賞はじめ、多くの賞を受賞。主な著書に『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『花神』『関ヶ原』『功名が辻』『菜の花の沖』など多数。幕末時代を扱った作品としては、『燃えよ剣』『幕末』『最後の将軍』『十一番目の志士』『峠』などがある。96年、逝去。
■作画・森秀樹(もり・ひでき)
1961年鳥取県生まれ。82年、「増刊少年サンデー」に掲載の「チェイサー」でデビュー。95年、『墨攻』(原作・酒見賢一)で小学館漫画賞を受賞。主な著書に『ムカデ戦旗』、『新・子連れ狼』(原作・小池一夫)、『戦国自衛隊』(原作・半村良)など。
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