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東村アキコが自身の初恋から着想した渾身のラブストーリー! ウェブ連載発の意欲作が紙版コミックでも発売に

東村アキコ『私のことを憶えていますか』文藝春秋

 

12月8日(火)、東村アキコさんのフルカラーコミック『私のことを憶えていますか』第1巻が刊行される。

これまで数多くの人気作を生み出し、『東京タラレバ娘』ではアラサー女性の、『海月姫』ではオタク女子のリアルな気持ちに寄り添い、読者の恋愛観に大きな影響を与えてきた東村さんが、本作で描くのは「初恋」。

5年前、東村さんがふと思い出した小学生時代の初恋の記憶と、そのときに感じた「あの子はどうしているだろう」という気持ちが構想の原点。主人公の遥(はるか)が忘れていた記憶を思い出し、蓋をしていた感情が動き出すことで進んでいく物語だ。

 

■東村アキコさん コメント

みなさんには、忘れられない「あの子」がいますか? 初恋にも満たないような遠くて淡い記憶、もしその「あの子」と再会したら、今の自分はその子にどう見えるだろう、そんなテーマで描いた作品です。

フルカラーでしかできない表現で、自分の経験や記憶も重ねながらあの頃の切ない気持ちを漫画にしてみました。ずっと前から描きたくて描きたくて大事に温めてきたお話です。縦スクロールのウェブマンガ、電子書籍、紙のコミック。ぜひお好きな方法で楽しんでください。

■東村アキコさん プロフィール

1975年、宮崎県生まれ。1999年「ぶ~けデラックス」増刊にてデビュー。2010年に『海月姫』で講談社漫画賞を、2015年に『かくかくしかじか』でマンガ大賞を受賞。『東京タラレバ娘』シリーズ、『雪花の虎』、『ハイパーミディ 中島ハルコ』(原作:林真理子)、『美食探偵 明智五郎』、『偽装不倫』など人気作多数。

世界各国にファンを持ち、2019年『偽装不倫』で韓国のウェブ漫画市場に進出。今年「ブルガリ アウローラ アワード2020」を受賞したほか、フランス「第47回アングレーム国際漫画フェスティバル」ヤングアダルト賞(『雪花の虎』)、漫画業界のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカ「2019アイズナー・アワード」の最優秀アジア作品賞(『東京タラレバ娘』)など多くの漫画祭で受賞。

 

■『私のことを憶えていますか』 内容

ゴシップサイトのライターとして慌ただしい日々を送る遥(はるか)。30歳の誕生日に憧れの俳優・SORAの熱愛が発覚し、ショックを受けながらニュース記事をまとめていると、同僚に“遥が好きになる芸能人は皆顔が似ている”と指摘される。徹夜で書き上げた翌朝、これまで好きになった人の顔を思い出すうち18年間忘れたままだった初恋の「あの子」の記憶が蘇り……。

こんがらがったまま止まっていた恋が、時を超えて動き出す。

■作品について

『私のことを憶えていますか』は、本年4月29日から電子マンガサービス「ピッコマ」と、韓国「カカオページ」のふたつのプラットフォームで、世界初の日韓同時週刊連載としてスタート。フルカラー縦スクロール形式で描かれ、今後はタイ・インドネシア・台湾など、他のアジア諸国でのウェブ連載も予定されている。

10月23日に先行して電子版コミックがカカオジャパンより発売、待望の紙版コミックが12月8日に文藝春秋より発売となる。人気漫画家の東村アキコさんが普遍的な「初恋」をテーマに、多様な読書スタイルにあわせて発信する意欲作だ。

『私のことを憶えていますか』 縦スクロール形式(ピッコマ連載)

『私のことを憶えていますか』 電子版・紙版コミック

 

【新刊情報】

『私のことを憶えていますか 1』

2020年12月8日発売予定

著者:東村アキコ

定価:950円+税

文藝春秋公式ページ:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160910096

縦スクロール形式、電子版・紙版コミックと3形態で展開

 

 

 

 

 

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