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カニカマ誕生50周年記念ムービー『カニカマ氏、語る。』WEBで公開スタート!

1972(昭和47)年、能登の穏やかな海のそばで世界初のカニカマが誕生した。しかし、最初からカニを目指して開発されたのではない。当初作ろうとしていたのは人工クラゲだった。似ても似つかぬクラゲから、どうしてカニが生まれたのか――。

株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市 ※以下「スギヨ」)のカニカマ開発50周年を記念し、 その誕生に秘められたストーリーを「カニカマ氏が語るカニカマ史」という社史とエンターテインメントを融合させた新ジャンルのブランデッドムービーとして企画・制作。
WEBにて配信スタートした。

『カニカマ氏、語る。』

〈ストーリー〉

―2022年
失敗続きで落ち込む若手フレンチシェフ(カオリ)に、カニカマ氏がエールを込めて語りかけるのは、自分の生い立ちである「カニカマ開発秘話」。カオリはカニカマ氏が失敗から生まれたこと、失敗によって新しい世界が拓けたことを聞き、最後は元気を取り戻した様子で、自分の挑戦の舞台である厨房に戻っていく。


―1972年
石川県七尾市にある水産加工会社。株式会社スギヨの専務・杉野芳人と開発主任・清田稔たちは、人工クラゲの開発を目指していた。しかし、どうやっても最後の最後でうまくいかない。それでも試行錯誤する中で、あることを発見する。クラゲの失敗から生まれたこの発見こそが、誰も思いもしなかった「カニカマ」へとつながっていく。

【監督、出演者によるコメント】

〇平林 勇(CMディレクター・映画監督)
今回、カニカマが誕生した話を作るにあたり、社員の方のお話を聞かせて頂いたり、残っている文献を読んだりしました。そして、カニカマは本当に奇跡的に出来た商品なんだなと思いました。でも映像の中でも描かれている通り、奇跡をチャンスに変えるのは、人の力なんだという事も分かりました。今回の映像は100年後に見ても古びない様に作りました。多くの人に見て頂いて、カニカマの誕生物語とともに、チャレンジすることの素晴らしさを感じて頂けたらと思います。

 


〇パップコーン(お笑いタレント)
・須田 拓也/杉野 芳人役
どうもー皆様 パップコーン須田拓也でございます。
今回、『カニカマ氏、語る。』では、先代社長の杉野芳人さん役を演じさせて頂きました。
作品に参加させて頂くにあたって、カニカマの事やスギヨさんの事など調べるうちに自分が演じさせて頂く芳人さんの偉大さに震えながら参加させて頂きました。
普段の自分のトレードマークであるアフロヘアーをストレートヘアーに戻して、気合い入れて演じさせて頂きましたので、その辺りの気合いの入った演技も観て頂けましたら嬉しいです。
カニカマ誕生50周年の記念すべきこの作品に、パップコーン3人揃って参加させて頂けた事に非常に感謝でございます。
スギヨの皆様にもたくさん良くして頂きましてありがとうございます。
本当に本当に楽しく地元のご飯も美味しく最高の環境でした。ありがとうございました。
カニカマみたいに皆様に愛されるよう、今後も頑張って行きますので宜しくお願いします。

・芦沢 ムネト/清田 稔役
僕が演じたスギヨの開発チームの清田さんは、冷静ながら一度のめり込んだら止まらない男。
そして、ウチのメンバーの須田が演じた杉野さんは、情熱と自信を兼ね備えた熱い男。まるで刑事ドラマのバディのような感覚でやらせてもらいました。
普段コントをやってる時とは違うメンバーそれぞれの一面も見られましたし、なにより努力だけではなく偶然や奇跡が重なって産まれたカニカマの事実に驚かされます。
是非一度、皆さんにも普段見慣れたカニカマに驚かされて頂きたいです!

・松谷 ヒロキ/宮崎 忠巳役
敏腕営業マン宮崎さん役の松谷です。物心ついた時から身近にあった「カニカマ」、その誕生の瞬間に映像の中で立ち会え、誠に光栄です。
能登という土地は家族でも一人でも旅行に来たことのある大好きな土地だったので今回のお話を頂けて本当に嬉しかったです。撮影では実際にカニカマが生み出されたスギヨ本社の研究室を使わせていただき、セットでは作れないリアリティのある映像が生まれました。そして撮影に同行してくれたスギヨの社員の方々は、皆本当にカニカマを愛していて人柄も明るく、毎日楽しく過ごさせていただきました。
今夜は能登の風景に想いを馳せつつ、スギヨのカニカマを食べながらその歴史を堪能したいと思います。

 


〇辻 凪子(女優)/カオリ役
まさか七尾湾の絶景の側でカニカマと共演する日が来るなんて。
お母さんがお弁当によく入れてくれたカニカマの歴史を初めて知りました。無から有を生み出す力、勉強させてもらいます!!!
カニカマはもちろんのこと、個人的にうなぎ蒲焼き風かまぼこの『うな蒲ちゃん』が美味すぎてひっくり返りました。

■特別インタビュー「カニカマ誕生の目撃者
本編映像とは別に、実際にその時代を生きた当事者、関係者へのインタビューを収録。
スギヨHP内にある『カニカマ氏、語る。』特設サイトで公開している。
URL:https://www.sugiyo.co.jp/mr_kanikama/
50年前、能登の小さな開発室で世界初のカニカマ「かにあし」が産声を上げた。開発者たちが完成を喜んだのも束の間、いざ営業担当が売り込みに行くと「刻んだ蒲鉾なんか売れない」と卸業者から一蹴された。それでも、少しずつ売り場が広がっていくと、今度は消費者から「偽物」「インチキ」「騙された」と抗議の声が殺到した。
商品やパッケージの改良、地道な営業活動を続け、「かにあし」は爆発的なヒットを記録。現在は様々な企業が参入するなどしてカニカマ市場は活性化し、今やアメリカやヨーロッパ、アジア、中東などでも食べられる世界的な食材に成長した。

◆スギヨ代表取締役社長 杉野哲也氏インタビュー
父の杉野芳人は、食に対して貪欲な人でした。どこへ行くにも黒い手帳を持ち歩き、行った店や食べたもの、ふとしたアイデアを小さな字でびっしりと書きとめていました。味を研究するため、テーブルに乗り切らないほどの料理を注文することも度々ありました。「コピー食品」「もどき」など、本物の劣化版のように軽く扱われた時代もありますが、父は誇りを持って「知恵の食品」だと考えていました。カニカマは単にカニの代用品ではなく、省資源、環境保護という大きな役割を担うと考えていたからです。
清田さんは、いつも難しい課題に取り組んでいました。一度きりの挑戦ではなく、
挑戦し続けること。失敗しても何か方法があるはずだ、と継続する力がありました。
使命感ともいえるものだったと思います。そんな開発者たちのDNAは今に受け継がれ、革新的なカニカマを生み出す原動力になっています。弊社は2006年、雌のズワイガニをイメージした最高級カニカマ「香り箱」で、カニカマ初の天皇杯を受賞しました。カニカマの生みの親としての使命感を持ち、新たな時代を切り拓く挑戦を続けていきます。

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