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【主演 片岡礼子×脚本・監督 安田真奈】実験的短編映画『あした、授業参観いくから。』3日間限定公開!

全く同じ会話なのに、全く異なる親子模様。実験的、かつ感動的な短編映画『あした、授業参観いくから。』が2021年12月14日(火)、15日(水)、17日(金)の3日間、大阪のシアターセブンにて限定劇場公開される。

本作は、監督の安田真奈がワークショップで活用している教材から組み立てられた短編映画。
「あした、授業参観いくから。」「えっ…」など、七つの台詞が五人の生徒の家で繰り返されるという、実験的な脚本。しかしそこには、思春期におけるさまざまな親子のカタチが映し出される。
悲喜こもごもの家族模様を覗き見た後には、すべての親子の幸せを願わずにいられなくなる…。
そんな、繊細かつ普遍的な感動のドラマだ。

「ハッシュ!」で第75回キネマ旬報ベストテンおよび第45回ブルーリボン賞の主演女優賞を受賞するなど、数々の映画・ドラマで高く評価されている実力派女優・片岡礼子。彼女が、小芝風花主演映画「TUNAガール」がおもしろかった、とTwitterに書きこんだことから、かねてより片岡ファンだった監督が熱烈アプローチ。本作への出演が実現した。
脚本・監督の安田真奈は、上野樹里×沢田研二の電器屋親子映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」をはじめ、オリジナル脚本による等身大のヒューマンドラマが得意分野。
本作では中学英語教師と生徒たちの家族模様を描いたが、片岡礼子の圧倒的リアリティと情感溢れる演技により、厳しくもあたたかな感動作となった。

メインキャストの中学生五人は、オーディションで選ばれた関西の新人俳優たち。大人キャストは、実力派の和泉敬子、前田晃男をはじめとする、関西に馴染みのある俳優たちがつとめている。

■主演:片岡礼子 コメント

安田監督の困難や問題と逃げずに向き合う作品の数々に、胸を打たれることが多々ありました。その事が、私の日々の生活の中で共鳴し、勇気の種に変わりました。本作品も、誰かの胸に届きそして勇気の種になれることを願っています。

■脚本・監督:安田真奈 コメント

「家族のありかた、親子のありかた」。このテーマには、自らの子育て経験や、10年間続けている児童虐待テーマ講演(NHKドラマ「やさしい花」上映に付随)を通じて、深い関心を持っております。笑顔で優しい。想いが通じない。愛はあるけど厳しい…。さまざまな親子のカタチが、教師役・片岡礼子さんのリアリティあふれる演技によってふわりと束ねられました。「同じ会話でも設定によってシーンは変わる」という映画ならではの味わいも楽しみつつ、ご覧ください。

脚本・監督の安田真奈は、大学や市民講座で、長年「演技ワークショップ」や「脚本ワークショップ」を実施している。
本作は、その中で活用しているオリジナル教材「授業参観にまつわる親子の会話」がベース。
「全く同じ台詞でも、キャラクター設定や状況によって、演技は変わる。脚本ならト書きが変わる。」
そんな映画ならではの奥深さがよくわかる教材で、初心者にも取り組みやすいと好評だ。
よって本作は今後、劇場・映画祭での上映のほか、演技や脚本のワークショップ、トークショーとともに上映を予定している。

■上映後日替わりトーク ※主演・片岡礼子のビデオメッセージも併せて上映
19:40〜21:00 上映&トーク
・12月14日(火)「映画トーク」ゲスト:映画ライター・江口由美
・12月15日(水)「撮影裏話トーク」ゲスト:カメラマン・武村敏弘
・12月17日(金)「子役&演技トーク」ゲスト:父親役・前田晃男、テアトルアカデミー講師・石田アキラ

■演技・脚本ワークショップ
同会場にて、安田真奈監督による「演技・脚本ワークショップ」も実施
12月14日(火)~17日(金)17:45~19:15 演技・脚本ワークショップ
※3日間、内容は同一
※ワークショップのみの参加は不可

上映料金やワークショップ詳細はシアターセブンサイトにて

https://www.theater-seven.com/

『あした、授業参観いくから。』

上映日程:12月14日(火)、15日(水)、17日(金) 

会場:シアターセブン BOX1

作品詳細:http://www.parasang.co.jp/works/index.html#movie

〈あらすじ〉

坂口則子は、中学英語教師の職に生きがいを感じている。出勤は、常に早朝。断れない性格で残業も多い。独り身の心細さもあるが、堅実に暮らしている。

担任のクラスには様々な生徒がいる。両親が共働きで、優等生の光。母を亡くしたが、明るい性格の亜輝菜。父が医師で母は専業主婦、裕福な一馬。母がだらしないので家事を担うゆかり。荒っぽい性格の父におびえる涼太…。

明日は授業参観。それぞれの家庭で展開する全く同じ会話、しかし全く異なる親子模様…。

〈出演〉
片岡 礼子
和泉 敬子 前田 晃男
上本 康義 島田 愛梨珠 楠 葉子 塚原 健司 坪内 花菜 河崎 公一 下松谷 嘉音 森 琴樺 内藤 大帆 佐野 亮華 成瀬 千尋 長三 伊乃 歳内 王太 荒木 隆一 ほか

〈スタッフ〉
脚本・監督:安田 真奈 
プロデューサー:山本 祥生 
撮影:武村 敏弘 j.s.c  
照明:古川 昌輝 
音楽:原 夕輝
録音:小出 佳史 
助監督:柳 裕章 
メイク・スタイリスト:谷山 伸子 
美術:山中 昭子 
宣伝・予告編編集・WEBサイト:三島 彩香 
編集:藤沢 和貴 
ミキサー:岩田 修一 
制作:船津 春菜 
製作:株式会社パラサング

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