没後20年たっても色あせない相米慎二作品の魅力を、三浦友和、小泉今日子らキャストや制作スタッフのインタビューを通じて描く書籍『相米慎二という未来』9月8日(水)発売
『相米慎二という未来』(金原由佳、小林淳一/編 東京ニュース通信社)が、9月8日(水)に発行される。
『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』『台風クラブ』『ションベン・ライダー』などで知られる、映画監督の相米慎二。2021年(9月9日)は氏の没後20年にあたる。
2021年2月6日~19日に渋谷ユーロスペースで開催された『没後20年 作家主義 相米慎二』(全監督作品13本を上映)には、コロナ禍にも拘わらず連日多くの観客が映画館を訪れた。相米慎二の回顧上映は過去2回(11、13年)行われているが、今回の特長は若い観客の増加、とりわけ若い女性が数多く来場したこと。上映期間中にTwitterなどには、「こんなすごい映画が存在したのか」「いまでは不可能と思える演出の数々に心うたれた」など、これまで相米映画に触れたことのない若年層からの好意的な意見が多数寄せられた。
本書では没後20年たっても色あせない相米映画の魅力を、キャストや制作スタッフへのインタビューを通じて描いている。
■本書の構成
【邂逅】
相米映画をリアルタイムで見ていない若年層に、今回初めて相米映画に触れて感じたことを聞く。
また、かつてリアルタイムで見ていた世代が改めて相米ワールド全作品に触れ、いま感じたことを語る。
(インタビュー:唐田えりか、板垣瑞生、村上淳、土居裕泰、松居大吾)
【巡礼】
相米映画の舞台となった数々のロケ地を巡礼する。
(『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』『東京上空いらっしゃいませ』ほか
【証言】
生前の相米慎二自身を、彼を支えたスタッフが振り返る。
(インタビュー:佐々木史朗(プロデューサー)、今村治子(記録)、榎戸耕史(助監督)、小川久美子(衣装)、小川富美 夫(美術)、大友良英(音楽)ほか)
『相米慎二という未来』
金原由佳、小林淳一/編
発売日:2021年9月8日(水)
定価:2,970円
仕様:A5変形、ソフトカバー、280ページ
発行:東京ニュース通信社
発売:講談社
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