【国立映画アーカイブ】上映企画《生誕100年 映画女優 原節子》11月17日(火)より開催!
国立映画アーカイブでは、女優・原節子の生誕100年を記念して、11月17日(火)より約4週間にわたり特集上映を開催する。
1935年にデビューしたのち、時勢や年齢に応じて、若い娘や、妻、母といった役を的確に演じつつも、役柄を超え出る存在感で、多くの観客を魅了しつづけた女優・原節子(1920-2015)。
本特集は、デビュー間もない初々しい姿が魅力の現存最古の出演作『魂を投げろ』(1935)や、アーノルド・ファンク監督に大抜擢され、国内のみならず海外でも名前が知られることとなった日独合作映画『新しき土』(1937)、庶民の生活を細やかに表現し、演技の面で新境地を開いた『嫁ぐ日まで』(1940)をはじめ、『わが青春に悔なし』(1946)、『晩春』(1949)といった黒澤明、小津安二郎など巨匠監督の代表作、博打が大好きで夫の衣服まで借金のかたにしてしまう妻を演じたユニークな出演作『ふんどし医者』(1960)など、多彩な計23作品(22プログラム)によって原節子の偉大な足跡を振り返る企画となっている。
上映作品
1.『魂を投げろ』1935年、監督:田口哲/『生命(いのち)の冠』[短縮版]1936年、監督:内田吐夢
2.『河内山宗俊』1936年、監督:山中貞雄
3.『新しき土』[ドイツ版]1937年、監督:アーノルド・ファンク、伊丹万作
4.『田園交響樂』1938年、監督:山本薩夫
5.『東京の女性』1939年、監督:伏水修
6.『嫁(とつ)ぐ日まで』1940年、監督:島津保次郎
7.『阿片戰爭』1943年、監督:マキノ正博
8.『わが青春に悔なし』1946年、監督:黑澤明
9.『三本指の男』1947年、監督:松田定次
10.『誘惑』1948年、監督:吉村公三郎
11.『幸福の限界』1948年、監督:木村惠吾
12.『晩春』1949年、監督:小津安二郎
13.『白痴』1951年、監督:黑澤明
14.『麥秋』1951年、監督:小津安二郎
15.『めし』1951年、監督:成瀨巳喜男
16.『風ふたヽび』1952年、監督:豊田四郎
17.『東京の恋人』1952年、監督:千葉泰樹
18.『ノンちやん雲に乘る』1955年、監督:倉田文人
19.『驟雨(しゅうう)』1956年、監督:成瀨巳喜男
20.『女であること』1958年、監督:川島雄三
21.『ふんどし医者』1960年、監督:稲垣浩
22.『忠臣藏 花の巻 雪の巻』1962年、監督:稲垣浩
《生誕100年 映画女優 原節子》
会期:2020年11月17日(火)-12月11日(金)※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2 階] 定員:156名(各回入替制・全席指定席)
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/hara202010/
前売指定席券 詳細ページ:
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/hara202010/#section1-4
障害者・キャンパスメンバーズ等 詳細ページ: