山口県下関市で撮影された映画『ちくわっちゃ!』第78回カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーへに正式出品決定!

©2025 LPJ Ltd.
山口県下関市出身の俳優・三坂知絵子による初監督作品『ちくわっちゃ!』が、2025年5月に開催される第78回カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナー(SFC)へ正式出品されることが決定した。
本作は、「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う!」をモットーに、子どもたちが楽しく演技を学べる場所としてLPJ演技ワークショップを開催している株式会社LPJ(リトルプロフェッショナル・ジャパン)が主体となって製作された初めての映画でもあり、ワールドプレミアに向けて世界の映画祭へ挑戦を続けている。
映画『ちくわっちゃ!』

©2025 LPJ Ltd.
2025年/日本 本編43分 ※SFC出品版は、15分のショートバージョンに特別編集
〈あらすじ〉
東京で暮らす小学生の兄弟、カイとヒロは、夏休みを下関の叔母マユの家で過ごすことになった。
叔母が住んでいるのは「神様が住む島」という言い伝えがある蓋井島。
豊かな自然の中、地元のさまざまな人たちとの交流を通じて、多様な価値観を知る2人。
ある日カイは、下関のちくわを食べ、その美味しさに感動。
ちくわの美味しさを世界中に伝えるために、地元の人たちと一緒に配信番組を作る。
関門海峡での華やかなドローンショーの夜、カイは母にある決断を伝える。

©2025 LPJ Ltd.
〈出演〉
井伊巧 松本悠希 西光里咲
我妻麻衣 三坂知絵子
望月彩生 齊藤蘭 さいとうますみ 永田マミ
釘﨑晴香 中村心咲 松本志津 畑中ひより
どさけん ユウサミイ
〈スタッフ〉
脚本・監督:三坂知絵子
撮影:玉田詠空
録音:織笠想真
編集・VFX:小野寺拓也
プロデューサー:三坂知絵子
協力プロデューサー:鴻池和彦
制作プロダクション:株式会社LPJ
企画・製作:株式会社LPJ LPJ子ども演技ワークショップ
劇中楽曲:「As One -Kino’s song-」
作詞・作曲:西光里咲
楽曲制作アドバイザー:ユウサミイ
映画『ちくわっちゃ!』公式サイト:
https://littleprofessional.jp/chikuwaccha/
LPJ 公式Facebook:https://www.facebook.com/LPJWS/
■コメント[脚本・監督 三坂知絵子]

©2025 LPJ Ltd.
映画『ちくわっちゃ!』がカンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーへの正式出品が決まり、とても嬉しく思います。
2024年の夏、私自身の故郷でもある山口県下関市で撮影した本作は、製作にあたり下関市の皆様に多くのご協力をいただき、心から感謝いたします。
この作品は、東京に住む小学生の兄弟が夏休みを下関の叔母の家で過ごすことになり、豊かな自然に囲まれながら地元の人たちとのさまざまな触れ合いを通じて多様な生き方への新しい視点を得るという物語です。
中でも、下関の名産品「ちくわ」が、人生の大切なヒントを主人公たちに与えてくれます。
私はこの作品を通じて、年齢や性別にかかわらず、どんな人の内側にも必ず夢に向かう特別な力がひそんでいること、そして、その特別な力の存在に気付くきっかけは大切な人の笑顔だということを描きました。
とてもささやかな物語ですが、何かに悩んだり迷ったりした時に観るとフッと心が軽くなる、そんな映画を目指して製作しました。
ショートフィルムコーナー開催期間に合わせて、私もカンヌに行き、ショートフィルムコーナーに参加してまいります。
グローバルな映画人が一堂に集まるカンヌという特別な場所で、世界中の素晴らしいクリエイターと交流し、映画ビジネスの最前線を全力で学び、映画『ちくわっちゃ!』の魅力を全身全霊で情熱を込めて伝えてきます。
カンヌでの出会いに今からワクワクしております。とても楽しみです!
これからもぜひ映画「ちくわっちゃ!」をあたたかく応援していただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
〈プロフィール〉
山口県下関市出身。俳優、映画監督、プロデューサー。
中学生の頃より地元の劇団で演劇を始め、早稲田大学第一文学部にて演劇学を、東京大学大学院にてメディア環境学を修める。
俳優として活動するなかで、子役活動をおこなう子どもたちと保護者がさまざまな不安や悩みを抱えていることを知る。
「少しでも何か役に立ちたい」という思いから、2018年、子どもたちの文化的活動を支援する団体〈リトルプロフェッショナル・ジャパン〉(LPJ)を立ち上げ、主に表現の分野でプロフェッショナルな活動をしている子どもたちと保護者に向けてのワークショップや芸術活動に関する制作現場環境の調査研究などをおこなっている。