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12月6日より先行公開!監督:竹林亮、企画:齊藤工による映画『大きな家』本ビジュアル・本予告が解禁!

本ビジュアル

12月6日より東京・大阪・名古屋にて先行公開、12月20日より全国にて順次公開される、竹林亮監督、齊藤工さん企画・プロデュースによる映画『大きな家』(配給:PARCO / 製作:CHOCOLATE Inc.)。
本作は、児童養護施設に暮らす子どもたちに密着し、家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの等身大の姿が描かれる。
今回、本ビジュアルおよび本編予告映像が公開された。
映画『大きな家』本予告映像
(100秒)

 

(40秒)

※本予告映像ではプライバシー保護の観点から、子ども達の顔や名前を伏せて構成

本ビジュアルのイラストを手掛けたのはオーストラリア出身で東京を拠点に活動するイラストレーターのエイドリアン・ホーガン。温もりを感じるタッチとともに、鮮やかな色彩で子どもたちの姿を描いている。
予告編で映し出されるのは、児童養護施設で暮らす子どもたちの「一緒に暮らしている他人」「ここは家とは言わないもん」の言葉に反して、血の繋がりのない他の子どもや職員と日々を過ごす、まるで家族のような日常だ。
主題歌はハンバート ハンバート「トンネル」に決定。本作に合わせてアレンジを加えた楽曲は2024年の冬にリリース予定だ。
公式サイトでは、漫画家・松本大洋さん、テレビプロデューサー・上出遼平さんなど、本作を観た著名人からのコメントも掲載している。
なお、本作は出演者のプライバシー保護のため、配信・レンタルは予定しておらず、劇場上映でのみ公開予定。動画配信でもSNSでもテレビでも触れることのできない“本音”に、ぜひ耳を傾けてみてほしい。
公式サイト:https://bighome-cinema.com/

■スタッフコメント

<監督:竹林亮>
この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは、様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。 僕たちは、この映画を、出演してくれた皆のこれからの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。彼らがもし、将来生きることに苦労するようなことがあった時に、またこの作品を観て、生きる力を呼び覚ますような存在になってほしい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。この映画を観てくださる方々には、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠れているのを目撃していただきたいです。同じ地域に暮らしているが、知っているようで、知らなかった葛藤を映画の主人公である子どもたちや職員の方々と共に感じ取り、感情を共有することで、より深く関心を持つための入り口として果たせる役割があるのではと考えています。

<企画・プロデユース:齊藤工>
試写が始まり、多くの反響を頂き、偶然から始まった本作が形になる事は必然になりつつあると実感しています。同時に皆様に制作の動機を聞かれる事も多く、この場を借りて改めて簡潔にお伝えさせて頂くと、約4年前に1日限りのイベントのスタッフとして訪れたとある児童養護施設の子が、帰り際に何とも言えない表情で私達大人を見ていました。「貴方もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりのその目が忘れられず、時折、個人的に施設にお邪魔していました。“質より量”と言う表現は相応しく無いですが、『大きな家』を観てもらえたらわかると思いますが、彼ら彼女らと接するには、“会う回数”がモノを言う気がしました。元々は知らないおじさんである私に、徐々に色々な話をしてくれる子どもたちのこれまでの物語や、施設での日々を、多くの人に知ってもらいたいと願った矢先に竹林監督の『14歳の栞』という、劇場のみでの上映で被写体のプライバシーを守るという誠実な映画に出逢い、本作の企画が始まりました。
ハンバート ハンバートさんが「トンネル」という素晴らしい楽曲で、子どもたちや職員方、そして我々製作陣までも包み込み、光の方へ導いて下さり『大きな家』は完成致しました。
本作は”被写体ファースト”で非商業的な特殊な上映を目指しているのもあり、作品に共鳴して下さった方々のサポートを必要としています。
どうぞお力をお貸し下さい。

<主題歌:ハンバート ハンバート>
(佐野遊穂)
大きな家に暮らす子どもたちや職員の皆さんの表情が、言葉が、余計な意味づけされずにそのまま手渡される。見終わった時には、説明できない気持ちで胸がいっぱいになる。なんだか分からないけど涙があふれてくる。 説明できないところが、この映画の誠実さなのだと思いました。 登場する人たちのこんな空気を捉えられるまでには、映画チームのどんなにか丁寧なコミュニケーションがあったのだろうと思います。
(佐藤良成)
依頼をいただき映像を観せてもらい、子どもたちを追うカメラの自然で淡々とした姿勢に感銘を受け快諾しました。どんな曲をと考えていたときに、あの曲がぴったりじゃない?とうちのスタッフから提案されたのが「トンネル」です。映像を観る前に作った曲なのに歌詞やメロディが彼らの姿と重なり、これしかないと思いました。そんなわけで曲が決まり、竹林監督からの要望をアレンジに取り入れ、映画の最後の1ピースとなるべく完成しました。

映画『大きな家』
公開日:2024年12月6日(金)より先行公開
2024年12月20日(金)より全国にて順次公開
先行公開劇場:渋谷・ホワイトシネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマ

〈ストーリー〉
これまでも、ちゃんと生きてきた。
このさきも、ちゃんと生きていける。
自分で思うよりも強い足取りで。

ここは、東京のとある児童養護施設。子どもたちは親と離れ、血の繋がりのない他の子どもや職員と日々を過ごしている。両親への想い。生活を身近で支える職員との関係性。学校の友だちとの距離感や、施設を出たあとの暮らし。家族とも他人とも言い切れないつながりの中で育つうちに、子どもたちの葛藤はさまざまに変化していく。
何を思い、何に悩み、何を受け入れてどう大人になっていくのか。惑いながらも確かに成長していく子どもたちの姿と、それをやさしく包みこむあたたかな眼差し。映っているのは決して特別な事件などではなく、些細だけれど大切な日常の景色。観終わった時、きっとあなたは彼らだけでなく自分自身が歩んできた道のりをも肯定したくなる。そして”ふつう”が少しだけ広がり、明日をまた生きていく勇気をもらえる123分だ。

〈スタッフ〉
監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工
プロデューサー:福田文香 山本妙 永井千晴 竹林亮
音楽:大木嵩雄 撮影:幸前達之 録音:大高真吾 音響効果:西川良
編集:小林譲 佐川正弘 毛利陽平 カラリスト:平田藍
制作統括:福田文香
宣伝プロデューサー:永井千晴 堀井美月
宣伝:冨永敬 夏生さえり 石倉一誠 大島育宙 岡崎アミ
イラスト:エイドリアン・ホーガン 題字:大原大次郎
パブリシティ:小野典子 坂本舞 山田七海

©CHOCOLATE

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