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国立映画アーカイブにて「こども映画館 2024年の夏休み★」開催!

国立映画アーカイブにて毎年夏に開催している「こども映画館」が、本年も開催されることが決定した。
「こども映画館」は、豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育むことを目的に、中学生以下を対象とした解説付き上映会。
映画館に集まり、暗闇の中で集中して、皆と一緒に大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する――、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わってもらえるよう、毎年開催している。

■100年以上前のサイレント映画から、1980年代青春映画のヒット作まで幅広くラインナップ

アメリカとソ連のサイレント映画から、日本を代表するアニメーション作家による短篇作品、宮沢りえ主演『ぼくらの七日間戦争』まで、幅広いラインナップをすべて35㎜フィルムで上映。上映前にはスタッフによる解説を実施、サイレント映画は活弁と生演奏付で上映される。
とくに短篇アニメーションは、有名作曲家による多彩な音楽も見どころだ。
7階展示室の企画展「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」とあわせて楽しみたい。
※「こども映画館」参加者は当日に限り7階展示室の入場が無料

■映画体験をより思い出深いものに! 国立映画アーカイブ初の参加型企画「みんなでやってみよう」開催

7月26日(金)上映後は、「感想を話し合ってみよう」を開催。こどもたちが感想を話し合い、同じ映画でも様々な見方があることを学ぶ。
8月3日(土)上映後には「弁士をしてみよう」を開催。サイレント映画のワンシーンに合わせて、参加者全員でセリフを考え、弁士や楽士と一緒にワンシーンを作り上げる。

「こども映画館 2024年の夏休み★」

会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
日時:2024年7月26日(金)~ 27日(土)、8月2日(金)~3日(土)
各日14:00開始
定員:151名(全席自由)
※事前申込制。7月5日(金)16:00より受付開始。定員に達し次第締切
詳細はウェブサイトを参照
料金(当日支払い):中学生以下 無料/一般520円/高校・大学生・65歳以上310円
本企画ウェブサイト:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/kids-cinema2024/
問い合わせ先:ハローダイヤル 050-5541-8600
※こども(中学生以下)の引率・付添ではない高校生以上の申し込みは不可

■プログラム

『ペンギンぼうや ルルとキキ』

【7月26日(金)アニメーションの表現 ―素材と音楽―】
『団子兵衛捕物帖 開けーごまの巻[『四十人の盗賊』改題再編集版]』
(1952年/日本/監督: 大藤信郎、音楽:紙恭輔/10分/白黒)
『ペンギンぼうや ルルとキキ』(1958年/日本/監督: 持永只仁、音楽:林光/16分/白黒)
『月夜とめがね』(1966年/日本/監督: 島村達雄、音楽:一柳慧/8分/カラー)
『みにくいあひるの子』(1968年/日本/監督: 渡辺和彦、音楽:斎藤高順/20分/カラー)

『ぼくらの七日間戦争』

【7月27日(土)インチキな大人のいいなりにはならないよ!】
『ぼくらの七日間戦争』(1988年/日本/監督:菅原比呂志/94分/カラー)出演:菊池健一郎、宮沢りえ、工藤正貴


『トルブナヤ通りの家』

【8月2日(金)働くってなに?大都会を舞台にしたお仕事コメディ】
●活弁・生演奏付き上映
『トルブナヤ通りの家』(1928年/ソ連/監督:ボリス・バルネット/87分/白黒/原題:Дом на Трубной Трубной)

『幌馬車』

【8月3日(土)アメリカ西部の大自然と西部劇ならではのアクションを楽しもう!】
●活弁・生演奏付き上映
『幌馬車』
(1923年/アメリカ/監督:ジェームズ・クルーズ/99分/白黒/原題:The Covered Wagon)
※英語字幕のみですが、弁士の説明でお楽しみいただけます
8月2日・3日の活弁・生演奏出演者
弁士:山内菜々子(2日)、尾田直彪(3日)
楽士:電子ピアノ:丹原要(2日)、シンセサイザー:坂本真理(3日)

 

【7月26日・8月3日の上映後企画「みんなでやってみよう」】
・7月26日(金)「感想を話し合ってみよう」
・8月3日(土)「弁士をしてみよう」
ファシリテーター:舟之川聖子

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