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山口情報芸術センター「台湾文化特集『台Y祭』」映画を通じて台湾の文化を理解する台湾映画特集は7月19日から開催!

台湾の文化を幅広く紹介するプログラム「台Y祭(たいわいまつり)」が、山口情報芸術センター(YCAM)ではと台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの共同で開催される。
その一環として、台湾の映画を多数紹介する「台湾映画特集」を実施する。

上映作品のひとつ『青春神話』
© Central Pictures Corporation

台湾では日本統治時代に、映画が上映されるようになった。
戦後は反日映画など、プロパガンダ映画が多く上映され、日本映画が禁止される時期も存在した。
今回の特集上映では、1960年代からブームとなった武侠映画に始まり、1980年代初頭に誕生したインディペンデント映画の数々「台湾ニューシネマ」の代表作を上映。
また、台湾の歴史を色濃く映す作品や、台湾と日本の歴史をめぐる作品を上映することで、歴史の発展と共に変容してきた日本と台湾の映画の歴史を辿る。
このほか台湾映画の製作や配給に関わる映画関係者などのゲストを招き、トークイベントも実施する。
台湾映画の現在、そして、台湾ならではの文化的な多様性と地域性を映画を通じて知ることができる貴重な機会となりそうだ。

《台湾文化特集「台Y祭」台湾映画特集》

日時:2023年7月19日(水)~8月6日(日)
会場:山口情報芸術センター(YCAM)スタジオC
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団、台湾文化部(省)、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
技術協力:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター(YCAM)
【チケット情報】
チケット料金:
当日/一般 1,300円、any会員、25歳以下、特別割引 1,000円
※特別割引:シニア(65歳以上)、障がい者及び同行の介護者一名が対象
イベントURL:https://www.ycam.jp/cinema/2023/taiwan-film-festival/

【上映作品】
●胡金銓監督作品
『空山霊雨』(1979 年/監督:胡金銓)
『大輪廻』(1983 年/オムニバス/監督:胡金銓、李行、白景瑞)
●台湾ニューシネマ
『坊やの人形』(1983 年/オムニバス/監督:侯孝賢、曽壮祥、萬仁)
『少年』(1983 年/監督:陳坤厚)※1 回のみ上映
『台北ストーリー』(1985 年/監督:楊德昌)
『青春神話』(1992 年/監督:蔡明亮)
『愛情萬歳』(1994 年/監督:蔡明亮)
『熱帯魚』(1995 年/監督:陳玉勲)
『憂鬱な楽園』(1996 年/監督:侯孝賢)
『1秒先の彼女』(2020 年/監督:陳玉勲)
●台湾伝統芸能
『台湾、街かどの人形劇』(2018年/監督:楊力州)
●白色問題をテーマにした作品
『バナナパラダイス』(1989年/監督:王童)
『返校 言葉が消えた日』(2019年/監督:徐漢強)
『私たちの青春、台湾』(2017年/監督:傅楡)
●現在も残る台湾と日本の関係を描く
『台湾人生』(2009年/監督:酒井充子)
『台湾アイデンティティ』(2013年/監督:酒井充子)
『台湾万歳』(2017年/監督:酒井充子)
『海の彼方』(2016年/監督:黄インイク)
●台湾の映画人を記録したドキュメンタリー
『HHH:侯孝賢』(1997年/監督:オリビエ・アサイヤス)
『擬音 A FOLEY ARTIST』(2016年/監督:王婉柔)

【関連イベント】

《黄インイク(「海の彼方」監督、映画製作・配給会社「ムープロ」代表)トークイベント》
日時:7月23日(日)13:00-13:50
※『海の彼方』+『海の彼方 それから』上映後
会場:山口情報芸術センター(YCAM)スタジオC
※参加無料
内容:台湾・台東市出身、沖縄在住の黄インイクを迎え、映画製作や日本での活動について紹介する。

 

《鈴木一(オリオフィルムズ代表)+樋口泰人(boid主宰、爆音映画祭プロデューサー/映画評論家・音楽評論家)トークセッション》
日時:7月29日(土)16:50-17:50
※『HHH:侯孝賢』上映後
会場:山口情報芸術センター(YCAM)スタジオC
※参加無料
内容:台湾映画の魅力と作品製作の変化、また日本における台湾映画配給の移り変わりについて語る。

 

《酒井充子(『台湾人生』『台湾アイデンティティ』『台湾万歳』監督)トークイベント》
日時:7月30日(日)14:10-15:10
※『台湾アイデンティティー』上映後
会場:山口情報芸術センター(YCAM)スタジオC
※参加無料
内容:台湾で取材を続ける酒井の台湾への思い、故郷・山口県への思いを語る。

 

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