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出会えてよかった! 「放送30周年記念 TVアニメ『名探偵コナン』展」開催

TVアニメ『名探偵コナン』は、1996年1月に放送がスタートし、今年で30周年を迎える。東京ドームシティ・プリズムホールでは、2026年2月20日(金)から3月29日(日)にかけて「放送30周年記念 TVアニメ『名探偵コナン』展」が開催中。2月19日(木)に行われた開催記念セレモニーには、原作者の青山剛昌、歌手の倉木麻衣、江戸川コナン役の高山みなみ、工藤新一&怪盗キッド役の山口勝平が登壇し、30年の歩みを振り返った。


©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

原作者も初耳のエピソードが飛び出したセレモニー


©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

コナンと新一に誘導されて登壇した4人。これまで28曲のテーマソングを担当している倉木は、一番思い入れのある曲を聞かれて『Secret of my heart』(2000年)をあげた。はじめて『名探偵コナン』のテーマソングに起用された楽曲だ。「おこづかいでお兄ちゃんと一緒に単行本を買って読んでいたので、大好きな『名探偵コナン』の歌を歌わせていただけるなんて、すべての運を使い切ってしまった気持ちでした」と17歳だった当時のよろこびを思い返す。


©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

コナンを演じる難しさについて質問された高山は「難しいことはないんです。そこに誰がいるかを判断して、子どものふりをするか、そのまましゃべるかを反射的に切りかえます」とコメントし、「やるなあ」と青山を感嘆させた。
また、山口は「『名探偵コナン』は、コナンくんが主役。みなみさんっぽさが出たらいいなと思いながらしゃべっています」と新一役について語った。それを受けて高山が、TVアニメは新一が幼児化した後の第2話のアフレコが先に行われ、そこでコナンの芝居が固まってから第1話を収録したというエピソードを披露。これには青山も「知らなかった!」とおどろきの表情を見せた。
最後は、青山が「30年という長い話になりましたが、まだまだおもしろいことを考えていますし、謎もどんどん解けていくと思いますのでお楽しみください」とファンへのメッセージで締めくくった。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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『名探偵コナン』のTVアニメができるまで

本展の特徴は、企画→絵コンテ→作画→アフレコ→主題歌と、順路をたどることでアニメの制作過程を体感できる構成。音声ガイドでは、コナンや怪盗キッドたちが各工程を説明してくれる。
企画エリアでは、キャラクターやコナンの探偵アイテムの設定画はもちろん、服部平次のバイクや安室透の愛車といった貴重な資料を公開。家具を配置した毛利探偵事務所&喫茶ポアロ、阿笠邸と工藤邸の模型もあり、コナンたちが暮らす世界がより身近に感じられた。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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次のエリアでは、30年分の膨大なエピソードから厳選された、人気キャラクターの活躍回の絵コンテが壁をうめつくす。今年公開予定の劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の中心人物・萩原千速の初登場シーンも必見だ。続く作画エリアでは、数々の名シーンの原画に加えて、青山イチオシの「名探偵のゾートロープ」が展示されている。ゾートロープとは、アニメーションの原型とされる玩具のこと。原画を並べた円筒の内部を隙間からのぞきこむと、サッカーボールを蹴るコナンのアニメーションを見られる。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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アフレコエリアでは、キャスト陣の30周年お祝いコメントと、台本と映像を見ながらコナンの“喜怒哀楽”の演じわけを聞き比べられるコーナーが展開。壮観だったのは、壁一面にCDジャケットが並び、各楽曲が使用された時期がわかる年表が展示されていた主題歌エリア。初期からのファンは、かつてシングルで主流だった8センチCDに懐かしさを感じるはず。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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人気キャラクターで振り返る30年の歴史


©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

劇場版でコナンと並んでメインを張れる人気キャラクターが多数いることも、『名探偵コナン』の大きな魅力だろう。メモリアルシーンのエリアでは、1996年「ジェットコースター殺人事件」に始まり、1997年は「コナンVS怪盗キッド」といったように、各キャラクターにスポットをあて、年代順に代表的なエピソードを紹介。カップルたちの恋模様や、黒の組織との戦いの歴史を振り返るのも楽しい空間だ。等身大の新一&蘭、平次&和葉の写真が撮れる名場面再現ジオラマも存在感を放っていた。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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サンクスシアターでは、ここでしか見られない約4分のオリジナル映像を上映。パーティ衣装に身を包んだキャラクターが、和やかに30周年を祝う。このオリジナル映像を題材に、アニメ制作の過程をおさらいできるコーナーもあるので、お見逃しなく。グッズ売り場の手前には、高山・山口のイチオシである等身大アクリルスタンドのコーナーが。本展のために描き下ろされた31名のキャラクターがずらりと並ぶさまは圧巻だ。


  • ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

本展のメインビジュアルでは、コナンが30本、他キャラクターは5本のバラの花束を手にしている。それぞれの花言葉は「ご縁を信じます」と「あなたに出会えて本当によかった」だが、来場者にも改めて「『名探偵コナン』に出会えてよかった」と思わせてくれるような、作品愛にあふれた企画展だった。東京開催後は全国11都市を巡回する予定なので、ぜひ近くの会場に足を運んで、30年間の歩みに思いをはせてほしい。

TEXT:中島文華

 

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

【放送30周年記念TVアニメ「名探偵コナン」展】

公式サイト:https://tvconanten-30th.jp/

会場&会期 情報
・東京会場:東京ドームシティ プリズムホール
 2026年2月20日〜3月29日
・鳥取会場:鳥取県立博物館
 2026年4月4日〜4月26日
・札幌会場:サッポロファクトリー3条館 3階 特設会場
 2026年5月2日〜5月31日
・仙台会場:会場後日発表
 2026年6月6日〜7月5日
・大阪会場:読売テレビ本社 特設会場
 2026年7月11日〜8月16日
・前橋会場:会場後日発表
 2026年8月22日〜9月13日
・広島会場:NTTクレドホール
 2026年9月19日〜10月12日
・松山会場:南海放送本町会館
 2026年10月17日〜11月8日
・横浜会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2F スペース・3F ホール
 2026年11月14日〜12月6日
・名古屋会場:会場後日発表
 2026年12月中旬〜2027年1月中旬(予定)
・静岡会場:キラメッセぬまづ
 2027年1月16日〜2月14日
・福岡会場:会場後日発表
 2027年2月下旬〜3月下旬(予定)

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